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太陽 2008.3

  

○ 宇宙〜銀河





宇宙の創まり



宇宙は誕生の直後にインフレーションと呼ばれる猛烈な加速膨張を起こし、10-34秒後までに莫大なエネルギーの解放により加熱され、超高温・超高密度の火の玉となったのがビッグバンの始まりであり、このインフレーションとともに時間が流れ空間が広がり始めた ― という理論によると、宇宙の創まりは極小の1点になると考えられています。
しかし、宇宙の誕生について、現在の研究では誕生直後の状態は理論的に考えられていますが、誕生の瞬間のことについては詳しく解明されておらず、他にも様々な説が唱えられています。
現在、宇宙は加速度的(距離が遠い程、離れる速度が速い)に膨張を続けていることがわかっています。


☆ヴェーダ豆知識
ヴェーダでは絶対界(真理の場)より、相対世界(相対界)が具現化していると捉えられています。

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銀河団
銀河団


私たちの住む地球は、膨張する宇宙のほんの一部である、広大な銀河系のなかの辺境に位置する太陽系に属しています。
銀河ひとつのなかには、数千万から数兆個位の星が集まっており、宇宙全体では、少なくとも1,000億個の銀河があるといわれています。
多数の銀河(数百個から数千個程度の銀河)が互いの重力によって、大規模にまとまっているのが銀河団であるとされています。銀河団もまた、超銀河団というより大きなスケールの構造の一部となっています。


私たちの銀河系(想像図)
私たちの銀河系(想像図)


夏の夜空に流れるように見える天の川は、銀河系の円盤状に広がった膨大な数の星の大集団を、私たちが内側(地球)からから眺めている姿です。


*現在、正確に観測されているのは、地球から3,000光年位までの星です。
銀河系を外側から観測することはできないので、私たちの銀河系図は想像図となっています。

太陽系が属する天の川銀河系は、約2,000億個の星やガスが集まって、渦巻き状の凸レンズのような形をしていて、直径が10万光年、厚さは中心付近で1万5,000光年、周縁部では1,000光年位だと考えられています。
太陽系はこの銀河系の中心から約3万光年の所にあります。


○ 太陽系


太陽系
太陽系


太陽は、銀河系に1,000億個以上ある恒星のうちの一つで中位の大きさと明るさをもつ平凡な星です。他の星に比べて太陽が明るく大きく見えるのは地球に距離が近いためです。
太陽系は、恒星である太陽を中心にその周りを回る8つの惑星、準惑星、惑星の周りを回る100以上の衛星やリング、何百万もの小惑星、無数の彗星と流星物質からなっています。

太陽系は、46億年程前、初めはガス雲だったものが、回転するうちに円板状となり、中心にできた重い部分が周りのガス雲を集めて原始太陽となり、太陽から離れた所では、ガスが冷えてできた氷や金属の小さな粒が塊となって衝突をくり返し、さらに大きな塊となりぶつかり合って、やがて地球型惑星(岩石惑星)と周囲のガスを取り込んで成長した木星型惑星(ガス惑星)が誕生しました。

太陽系の中では、太陽はとびぬけて大きな天体で、太陽系の全質量の 99.8% を太陽が占めています。(さらにその残りのほとんどが木星のものです)
太陽に近い水星、金星、地球、火星は地球型惑星で、比重が4.0〜5.5で、硬い地殻とマントルがあり、中心核は金属でできていて、比較的小さいのが特徴です。
木星、土星、天王星、海王星は木星型惑星で、比重が0.7〜1.6で、軽い物質でできています。それぞれ厚い大気に覆われていて、密度は中心に進むにつれて高くなります。岩石質の中心核を金属水素が覆い、その周りを液体水素が包んでいて、いずれも環を持っています。大きさは地球型惑星の5〜10倍程もあります。

火星と木星の間の小惑星帯より内側の領域に位置する地球型惑星を内惑星、外側の木星型惑星を外惑星としています。
太陽系惑星は太陽のように自ら光や熱を出すことなく、太陽の光を反射して輝いています。

太陽から一番外側の惑星、海王星までの平均距離は約45億kmで、8個の惑星は太陽の周りを楕円を描いて、ほぼ同じ軌道面を同じ方向に規則的に回っています。この惑星の軌道運動の法則は17世紀にヨハネス・ケプラー(1571〜1630)によって解き明かされ、‘ケプラーの法則’といわれています。

地球は太陽からの位置により、太陽系第3惑星ともいわれています。地球は自転しながら太陽の周りを公転しています。地軸が23.4度傾いた自転周期は0.997日、公転周期は365.26日、赤道半径は6378kmで、地球型惑星の中ではもっとも大きい惑星です。
地球の衛星である月は、地球の周りを27.32日かけて公転し、同時に1回の自転をしていて、自転周期は公転周期と完全に同期しています。


☆ヴェーダ豆知識
ヴェーダのなかの一分野にジョーティシュという、古代インドの占星学があります。ジョーティシュでは、12の星座と9つ星(グラハ)の、スーリヤ(太陽)、チャンドラ(月)、マンガル(火星)、ブッダ(水星)、グル(木星)、シュクラ(金星)、シャニ(土星)、ラフーケートゥーを使用します。

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○ 太陽


太陽
太陽


私たちすべてにふりそそぐ光と熱の源、‘太陽’(実施等級:-26.8等、絶対等級:4.7等)は、直径は約140万km (地球の約109倍)、質量は約1.99×1010kg (地球の約33万倍)、表面は絶対温度が5800K、地球からの距離は約1億5,000万km (= 1天文単位)です。
太陽は、その中心から核、ふく射層(放射層)、対流層、光球、彩層、コロナといういくつもの層からできています。コロナとは光球のまわりに広がる薄い高温のガス層のことです。

太陽は燃えながら膨大な量のエネルギーを放出しています。重力によって強く圧縮された中心部は高温・高密度(約1,500万度・160g/cm3)で、4個の水素原子核が1個のヘリウム原子核に変わる核熱融合が起きています。このエネルギーが放射し、ふく射層に運ばれ、その外側にある対流層によって光球に運ばれ、光球の放射によって、外の空間に出ていきます。

地球上に到達する太陽エネルギーの1時間分の量は、1年間に消費している世界全体のエネルギー量よりも多いといわれています。
寿命が約100億年とされ、壮年期を迎えた太陽は、毎日大量の水素をヘリウムに変えても、あと50億年以上は現在のまま輝きつづけます。


○ 古代からの天体観測

古代から人々はじっと天を眺め、回転する太陽、月、星々にさまざまな想いを馳せてきました。眼前に広がる天体の動きが、何であるのかを説明し、秩序を見出して理解しようと努めてきました。

輝く太陽や星々への憧れが信仰となり、数多くの天の神話が創られ、星占いが生まれ、星に名前をつけました。星座のはじまりは紀元前3,000年頃、バビロニアのカルデア人が創った12個の星座だといわれています。
やがて世界中の文明が発展するなかで、天体の動きを観測、記録し、徐々に予測するようになりました。

どうして人々は天体の動きを観測し予測しようとしたのでしょうか。
それは、豊かに繁栄したいとの願いから自然の恵みを確かなものにするために、作物を植えるタイミングや川が氾濫する時期、いつ祭りを執り行うかなど、自然現象を時間的に捉えるためでした。

紀元前3,000年頃の古代エジプト文明では天体観測により季節を知る暦がつくられました。紀元前5世紀から4世紀頃、アリストテレスやプラトンといった古代ギリシャの哲学者たちは、宇宙の合理的な解明に努力しました。2世紀にギリシャの天文学者プトレマイオスは精密な天体観測を行い、天動説を唱え、16世紀に地動説が唱えられるまで、優勢でした。

そして、一部の文明では天体の知識が極めて正確に体系づけられ、長期に渡る観測により、精密な暦が生まれました。また、天体の知識を利用して住居を設計し、食事場所を建設し、観測施設を発展させることもありました。


*マヤ文明は天体観測に優れ、非常に精密な暦を持っていました。太陽暦の1年を365.2420日と計算し、ほとんど誤差なく知っていました。(現代天文学がコンピューターで計算した1年は365.2422日です)天体望遠鏡ももたず、カタツムリ型の天文台から何年もかけて肉眼で観測した結果でした。

この頃多くの文明では、太陽観測施設として、冬至と夏至を記す目印を地平線上の遺跡に合わせて造り、朝日を正確に取り込む開口部を配備した遺跡が残されています。
他にも、至点に向かって石が長い列に配置されている遺跡があります。

その頃の太陽観測施設とさるものには、メキシコ南東部のマヤ文明のチチェン・イッツァ遺跡のカスティーヨ(暦のピラミッド)、ペルーインカ帝国のマチュ・ピチュのインティワタナなどがあります。
建設以前の痕跡からすると紀元前8,000年頃に遡るとされる、イギリス南部にあるストーンヘンジにも同じような起源がありそうです。


ストーンヘンジ
ストーンヘンジ

チチェン・イッツァのエル・カスティーヨ
チチェン・イッツァのエル・カスティーヨ

中世の終わりになるとヨーロッパなどでは科学的な精神が強くなり、近代の天文学の基礎が生まれました。はじめて望遠鏡を使って天体を観測したガリレオ・ガリレイ(1564〜1642)は、ニコラウス・コペルニクス(1473〜1543)が唱えた地動説に有利な証拠を多く見つけました。アイザック・ニュートン(1642〜1727)が万有引力を発見するなどの物理学の成果により、宇宙が科学的に解明されるようになり、アルベルト・アインシュタイン(1879〜1955)の相対性理論により、今日の宇宙物理学の基礎が築かれたといえます。
そして、宇宙時代を迎えた現在では、地上の高度な観測設備、人工衛星や宇宙探査機などハイテクを駆使して天体の活動を観測しています。


*現在、地球圏外の最も離れた観測場としては、無人の宇宙探査機が太陽系内の天体周囲に送られ、様々なデータを集めています。


○ 季節の移り変わり

宗教や文明にしばしば太陽や星々の足跡が残されているように、私たちは自然環境や季節の移り変わりと密接に結びついて生活してきました。

地球は自転しながら太陽の周りを約1年かけて公転しています。地軸は公転面の垂線に対して、23.4度傾いていることから、太陽は毎日同じ位置から昇ることなく、時期によって太陽の高度と日照時間が変化します。

毎年3月20日頃の春分になると、太陽は真東から昇り真西に沈みます。北半球では、太陽が昇る地点は夏至の6月21日頃まで毎日北に少しずつ移動し、夏至に地平の最も北よりを運行するとき、太陽の南中高度が最も高く日照時間は長くなります。そして、また南に移動し9月23日頃の秋分に太陽は真東から昇り真西に沈みます。冬至の12月21日頃、地平の最も南よりを運行したとき、南中高度が最も低くなり日照時間は短くなります。この年間周期により、太陽から受ける光と熱の量が変わるので、私たちは季節の移り変わりを感じます。


○ 方位

古代の人々は夜空の星が1年の時間の流れとともに、北極星を軸にして回転するように規則正しく運行していることを知り、太陽と同様に、季節や方角の拠り所としていました。
北極星の近くに位置する北斗七星は、柄にあたる星が明るいので観察しやすく、1日で1周と少し回転し、星の位置が1日の回転ごとに微妙にずれてくるので、柄の先端の星(ベネトナシュ)が、日暮れに指す方向に基づき、方位が定められたといわれています。

柄の先端の星が、太陽の昇る方を指すと暖かな時期(春)がやってくるのでその方向を「東」と名づけ、(「東」は木の間から日が出る様子を示した表意文字です)ある地点を指すと暑い時期(夏)になるのでその地点を「南」と名づけ、太陽の沈む方向を指すと涼しい時期(秋)になるので「西」と名づけ、ある地点(南)の反対側を指すと寒い時期(冬)になるので「北」と名づけたといわれています。


*北極星は地軸の北極側の延長上に位置する星のことで、北半球で観測できる星ですが、時代によって星は異なり、現在の北極星はポラリスです。
多くの古代文明が北半球に存在したことで、史実は一般的に北半球における説明となっていることが多いようです。
北半球は、地球上の陸地面積のうち、67.6% を占め、さらに温帯に位置する陸地の比率が高いことで、四大文明の発祥をはじめとして人口は歴史的に北半球に偏ってきました。ちなみに現在の地球上の人口分布を調べてみると、世界人口の約92% が北半球に居住しており、圧倒的に多いことがわかります。

*北極星の見つけ方
北極星は天体測定の固定点となることと、真北の方角を知る上で重要な星です。おもな北極星の見つけ方をご紹介します。(現在の北極星ポラリスは2等星で、明るさは目立ちません)
@北極星は観測地の緯度とほぼ同じ高度に見えます。日本では北の方角に高度が30〜40度の高さを探すとぽつんと1つ見えます。
A北斗七星のひしゃくの先端の2つの星の長さを5倍延長した先にあります。
Bカシオペア座のW字(季節によってはM字)の端の2辺を延長した直線の交点から、Wの字の真中の星の方向へ5倍延長した先に見つかります。


現在、地球上では、地軸を基準に東西南北の方位が定められています。北極点つまり、地球の自転軸の北端(北緯90度地点)を指す方位を真北(しんほく・しんぽく)といいます。建築基準法では、真北を北として用います。反対は南、そして、太陽が(極地以外で)地上に昇る方向は東(地球の自転する方位)、沈む方向は西です。


*真北と磁北
地図上の北は北極点ですが、地球は一種の磁石になっていて、その磁極は日本では北極点から西にずれているので、方位磁針のN極が指す方向は‘磁北’といい、‘真北’とは一致しないことになります。磁北と真北のズレを磁気偏角といって、日本各地でおよそ3〜9度の差があります。(札幌で9.2度、東京で7度、那覇で4.1度)偏角を補正することで、磁北から真北を計測することも可能ですが、真北測定として一般に用いられるのは、太陽による方位角観測か北極星による測定です。



太陽や星々などの天体の活動といった自然の法則を人々が生活に役立ててきたことが理解できます。
同様に、ヒマラヤハウスのヒーリングデザインは私たちの住空間に自然の恩恵を有効に取り入れることを主眼に、それら自然の法則に沿って住空間をデザインします。


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